乗り継ぎに文句を言いながら
富山に何しにきたかというと
宴会です…

いや、宴会以外もあったんですが
それはまた来週。
ホント、富山は豊かな地だよな〜
お刺身を岩塩プレートで
しゃぶしゃぶのように食べるというアレ

はじめて食べましたが旨味〜
白エビとかブリとかカニとか
そして普通酒でも美味い「立山」など
富山にいたら
あっという間に痛風になりそうです。
ではなくて
この豊かさは
北欧に通じるところがあると
訪れるたびに思います。
そして水道水がとても美味しい!
僕は普段飲むのは酒か水なので
水がうまいってのは本当にありがたいなあ。
水が豊かな土地だから
水力発電が多くて電気代が安い
なので電力を多く使うアルミ精錬が
地場産業で
YKK、三協アルミは富山の会社
LIXILもアルミサッシは富山で作っているなど
アルミの故郷みたいな場所です。
というわけで
宴会の翌朝に起きたアルミと水の話。
宿泊したホテルにて。

ただ寝ただけで
シャワーも使ってないし
なんでこんなに結露するかな〜
僕の体から想像以上に蒸散しているのか?

この時室温は24.8℃ 相対湿度は54%
露点温度は14.86℃です。

集中暖房の説明がありました。
暑けりゃ窓開けろ、と。
そんなの当たり前だよな〜と思うけど
それすらできない人が増えてるのか。
とはいえ
生活しているわけでもないのに
この結露はあんまりですね〜

よそ様の建物を見せてもらうとき
普段は勝手に温度を測ったものを
公開したりはしないのですが
まあ、ここはいいかな
この時サッシのアルミ部分が
7.2℃(窓開いてるから下がってるとは思う)

思いっきり露点温度以下なので
そりゃ結露するわな
窓の下の壁は14.7℃

ホテルの温湿度計とスマホの温度計なんで
どこまで正しいかわかりませんが
壁表面まで露点温度以下…
中はどうなってんでしょうね…
という具合に教科書通りの結露ですが
何より、実は富山の冬は
驚くほど湿度が高いのです。
太平洋側に暮らしていると
冬は乾燥するもの
というのが常識になってしまっています。
僕んちも加湿器が欠かせません。
昨年12月の浜松の湿度は
平均58% 最小28%に対して
昨年のデータを見ると
富山は12月も平均84%
最小でも39%
浜松の夏場の湿度より
12月の富山のほうが湿度が高い
(あくまで相対湿度ですが)
アルミと水という富山の財産をテーマに
こんなことを書いてしまいましたが
所変わればなんとやらで
「地域の気候風土」を読み解くのは
本当に大切なことなのです。
まあ、これから作る建物で
ここまで結露がひどいなんてことは
まずないでしょうけど
結露のメカニズムはもちろんのこと
気候風土や生活環境をちゃんと把握しないと
起こらなくてもいい結露は起こり得ます。
気候風土に合わせて
って枕詞みたいに使うところが多いけど
結果的には機械的な加湿や除湿だけ
なんていうケースも多い。
本当に気候風土に合わせる、というのは
温故知新でやらないといけないな!
