「農ある暮らしのデザイン」の拠点にお邪魔する

長野の椿建築所さんの新しい拠点「nou-kura」にお邪魔してきました。こういうリノベーションもあるのだ。


ここは長野…

駅前にはこんな感じで飲食店が並んでいて

このうち、着色されたところが、秋山東一さんとご一緒したことのあるお店。あちこち行ったなあ〜。

昨年亡くなった秋山さんと、最後に会えたのが、実はこの、長野(の、サイゼリヤ)なのです。


度々、秋山さんと長野を訪問していたのは、椿建築所さんの新しい拠点の計画です。

注文住宅にはorderが足りない
orderという言葉には秩序というような意味と、それに準じて順序、命令、注文とかいう意味がある、ってのは住宅には大きなことだな〜って学びました
農ある暮らしに飛び込んだ工務店の話
農地を乱開発するため、ではなくて、農地を活かした新しい生活提案のために、自ら農家になって挑む工務店があります。

この計画・「農ある暮らしのデザイン」の拠点・「nou-kura」がこのたびリノベーション竣工の運びとなったので、お邪魔してきました。
ご一緒したのは、浜松の入政建築・新野恵一さん。椿建築所の佐藤慶一さんと同じく、秋山さんの薫陶を受けている仲間です。

長野駅から、しなの鉄道で二駅の「三才駅」が最寄駅。長野駅からは車で2,30分ぐらい。

単なる田舎暮らしではなく、生活圏内で農ある暮らしをしよう、という提案の拠点になる建物です。

北国街道沿いの旧農家のリノベーションです。

街道側・アプローチにはコモンスペースがあり

そしてこの入り口、実はかつては玄関だったところがオープンスペースになってます。
こういうの、新築だとあり得ない面白さだな〜。

新野さんが見ているこの緑の壁は

内部にも連なっています。これは秋山さんのアドバイス(まあまあ、施工が進んでからの)だそうです。

佐藤さんの後ろ姿↑
この辺は佐藤ディテール満載だなあ↓

眼下には田畑が、遠方には山が望める素晴らしい眺望です。

色々とチェックさせていただいたりしてます。

リノベーション、というと、新築より少し安く、新築に近い性能を手に入れる、とか、新築同然に化粧を施す、というイメージが強いかもしれませんが、椿建築所さんのリノベーションは、基本性能をあげつつ、しかし使えるものはそのまま使う一方で、ご覧のように思い切った(ように僕には見えるが、多分佐藤さんは思い切ってはいない)色使いや新旧の取り合いなど、多分、好き嫌いがはっきりするんだろうなあ、というものです。

裏を返せば、他はなかなか真似しないし、一目でどこの仕事かわかる。
たぶん、このリノベーションは、図面だけ見ても、一般のお客さんはもちろんのこと、プロでも、全貌を想像できないんじゃないかな〜、という楽しさでした。

秋山さんが、生前、最後に訪問された現場が、おそらくこの「nou-kura」のようです。
ご一緒できなかったのは無念としか言いようがありませんが…新野さんも僕も、「秋山東一を思い出す会」で販売されたLANDShipTシャツを着ての訪問でした。


そしてこの建物にはまだまだヒミツが…ということで、続きます。