失敗という経験を積みあげる

枯らしてしまった木々には申し訳ないけど、どうしたら枯れるのか、どの場所は枯れるのか、そういうことがわかったからいいじゃないか。


何度も山椒の木を枯らしてきました。

鉢植えを買ってきて
少し大きくなってきたので
地面の定植すると
陽が当たりすぎて枯れる…

というのを何度やったかわかりません。

インターネットで調べてみると
山椒は半日陰がいいだとか
日向で育てろとか
みんな勝手なことを言っていますが

人間だって
日向で育つやつと
日陰が育つやつがいるんだから
山椒にも色々あるのかもしれない。

けれど、さすがに
何回か失敗したおかげで

失敗したという経験を元に
今年は今んところ枯らしていない
(まだ陽射しが強くないからかもだけど)


(実もなった!)

家に食える植物があるといいですね〜

たけのこに木の芽添えなんかできるし
(アップすぎてよくわからんけど)

だがしかし
毎年現れる強敵

アゲハの幼虫

こいつらは不思議なことに
他の木には一切現れず
山椒などのミカン科の木にだけ現れる

チョウは紫外線が見えている
なんて話がありますが

ミカン科の木だけ紫外線の
反射率が違ったりするのかな?
ほんと、生き物ってすごいですね。

でもコイツら、放っておくと
葉っぱをみんな食べて
木を枯らしてしまうこともある。

で、自然の厳しさの中に生きていない僕は

山椒も大事だけどアゲハにも
頑張って生きてもらいたい、という綺麗事と
自分の手を汚したくない、という本音で

鳥が来て食べてくれないかな〜と
と思って放っておいたら

綺麗さっぱり鳥が食べてしまったようでした。

でも葉っぱもまあまあ食べられている。

というわけで我が家の庭では
日々過酷な生存競争が
繰り広げられています。

もちろん、山椒栽培をビジネスにしていれば
成果を最大化するために虫は駆除するだろうし
蝶を保護する活動をしてるなら
蝶のために安全な餌場を用意するところですが

別にどっちでもないので
どういう結果になろうとかまいません。

蝶のように本能で生きられない僕らは
ネットに頼ったり

あるいは自分の経験を積み重ねたりで

ああしたらこうなるかな、と思って
やってみたら、うまく行ったり、行かなかったり。

ビジネスはともかく
生活はそれでもいいと思うのですが

なんだか日々の生活でも
失敗しちゃいけない!
みたいなプレッシャー
を感じている
住まい手が多いような気がするなあ…

住まい手さんをそういうプレッシャーから
解放するような家を作ってほしい

漠然とだけど
そんな風に感じることが増えてます…