猫のための家もあっていいけど

猫のための家、ってのは、猫をダシに受注するとか請負金額を増やす、ってことじゃなくて、ちゃんと、猫の生活向上を考えてもらいたいな〜という与太話です。


昨日はニャンニャンニャンで猫の日、そして今日は我が家の猫の命日です。
(3年前に亡くなりました。あと1年長生きしたら、ニャンニャン歳でまずまず長生き)

ちょうどその年からブログを書き始めまして、その時にも書きましたが、家猫(外に出さない猫)の場合、人間より家にいる割合がずっと高いです。生涯のほぼ全てを室内で過ごします。

以前、猫✖︎住宅の広告が出てくるようになった、って話をブログに書いたことがあります。

猫✖️住宅・広告批評
突然、猫✖️住宅の広告がやたらと出てくるようになったのですが、猫をネタにしてても色々あるなあ。

猫が快適な家というのは、ほとんど人間が快適な家と近いわけです。
(本当の意味でのキャットウォークとか、そういうのは除いて)

ただ、その環境をどう作り出すか?

猫は自分で暖房や冷房をしたりすることもできません。換気ももちろんできないわけです。

そうなると、そこら辺が自動的に制御される、というのが一つの答えなわけですが…

もし、それらが停電や機器の故障で止まっちゃったらどうなんだろう?

人間の場合は、なんらかの措置をとることができます。
(いや、できない人、増えてるかな…)

そういう意味では、赤ちゃんが家で留守番している、ぐらいの気持ちが必要なのかも。
(多分、猫の方が賢くて丈夫ではありますが)

詰まるところ、機械を使って力技で環境を作るのか、建築そのもので、できるだけそういうものに頼らない環境を作るのか。

猫のための家、として売られているものの多くは、機械で環境を作ったり、キャットタワーなどが一体化している、というような「アイテムを追加」するタイプのように見えます。言ってみれば「売りもの(受注金額)」を増やす、というか。

そういうのもさることながら、こと、猫だけに関して言えば、床材が何か、どう仕上げをしてあるか、というのが実のところかなり大きい気もします。

猫の爪による傷がつきにくい、という床材も出ておりますけれど、肝心の猫にとって、本当にそれでいいのか?

かといって、杉だと猫の爪で傷だらけになったりします。でも、ツルツル滑るより、猫は嬉しいかもしれないな…

↑僕んちの床はナラ。猫の爪では傷がつきにくいけど、猫にとっては良くないのかも…?(家を建ててから猫が来ました)
ゲロの跡だらけ。

昨日も書きましたが、傷すなわち悪、ではないと考えるなら、そういう考えもありかな…と思うけど、お客さんにちゃんと説明できるかは、難しいですね。

でも、ちゃんと考えて作る、というのはそういうことではないでしょうか。
肌触りの良い床を作る、日の当たる場所を作る、涼しい場所を作る、ちょっと隠れて一人になれるところを作る…

一口に言っちゃえば、アクティブ設計ではなくてパッシブ設計、ってことかもしれませんが、要するに、「設備を売る仕事」じゃなくて「命を守る仕事」と考えてほしい! お後がよろしいようで。