家具は、空間を乗っ取るから

家具の良し悪し、というか、合う合わない、で、結構空間がアレな感じになったりしますね。


さて、先日の柿木会の続き。

提坂工務店の中田専務の自邸…というか、ブログセミナーの同期で、(親子ほど歳が違うけど)さづっち、なかっち、と呼び合う仲なので、以下、なかっちで。

なかっちの家を舞台に、しつらいを学んだのでした。これは当日の写真ではなくて、フォトグラファーが撮影した写真をお借りしたものです。


当日の様子だと、こんな感じ。
ちょっと空間の雰囲気がわからないかもなので、上の写真と合わせてご覧くださいませ。

この家具は、静岡市のマルミヤさんの製作家具です。

マルミヤさんは、定番家具を売るだけでなく、建築プランの段階から一緒に考えて、その場所に合った家具を作ってくれる家具屋さん。ある意味、家具で問題解決を図る、というか、家具で空間をよくしようとする、というか。

家具までちゃんと提案する工務店は増えてきましたが、それでも、お客さんにお任せ、というところも少なくありません。仮に、この家に、お客さんが昔から使ってたテーブルや椅子を持ち込むとして、こんなのが来たら↓


(AI生成画像です)

これはこれで、ブツとしては一周まわってカッコいい気もしますけど、この空間に合うか…?

先日勉強したように、しつらいを整えよう、なんていう前の段階で、お客さんの持ち込み家具が空間を(悪い意味で)支配してしまうことも、あるんです。

当日は、マルミヤさんも参加してくれて、そんなお話も聞くことができました。

このあと、用宗のまち歩きをしたのですが、ちょっと早く終わったので、マルミヤさんのショールームに突撃。集合写真も撮りました。
(写ってない方、ごめんなさい)


家具はお客さんが好きなようにすればいい。これもまた真理です。

ただ、新築時に請負契約の中で整えれば、住宅ローンで揃えることもできるし、何より、空間をデザインする設計者の意図がそのまま反映される。これは、結構大きいことだと思うんですよね。

「空間デザイン」とか言われてもピンとこない、としても——お客さんの持ち込み家具で完成写真を撮るのって、ちょっとリスクあるよな、っていうのは、わかりますよね?

だから家具は、やっぱり、できるだけ設計段階で一緒に考えた方がいい。


建築の本筋と違う? そんなことないはずです。建築家で椅子をデザインする人だって多いじゃないですか。
住まい手が、一番触れる場所としても、家具はとっても大事です。

家具がダメダメだったら、いくら高性能な家でも、ダメダメに見えてしまう。現に僕も、そういう"ダメダメ高性能"な家を、結構見てきました。いや、性能がダメなんじゃないよ、もちろん。

けどさあ〜。手とか足とか、普段いちばん触れるところって、やっぱり大事にしたいし、してほしいな〜。

マルミヤさん、突然お邪魔しまして、ありがとうございました。
遠方でも対応してくれるそうですので、ご興味のある方はぜひ。

静岡の家具屋「マルミヤ」
静岡のオーダーメイド家具「マルミヤ」ダイニングテーブルを中心に製作