災害の後も家にいられる、がウケるんだろうけど

避難所より、家にいられる家。工務店の仕事として無視できない気がしている。


今日は防災の日。

防災、と言うと、地震・火災への備え、というのが住宅ではずっと主流でした。
でした、って書くと過去形みたいだけど、この辺りへの備えは随分進んできたように思います。

ちょっと前まで、大地震が予想されるエリア以外では、耐震等級3なんて見たこともない、という時代だったのが、いつの間にか、耐震等級3が当たり前になりました。
いいことのようにも思う一方、これって、各地で大きな地震があったから、だろうなあ…

近年、特に今年は水害が各地で頻発しています。
かつての水害は、建てるところを気をつけて防ぐ、というタイプでしたけど、近年の内水氾濫というヤツは、地形とか川のそばとか関係なく起こるので、タチが悪いですね。

浜松市にも内水氾濫のハザードマップがあります。

浸水リスクのある土地は値段が安いのかな、と思いきや、割と人気のエリアが思いっきり内水氾濫の可能性ありになってます。

駅から近いとか、利便性などが土地価格には大きく影響します。
浸水も影響することはするのですが、他の要素での上げ下げの方が大きくて、実際の土地購入時に著しく影響を及ぼす、までは行っていないのでしょうか。
(沿岸部とかだと、また違いますけど)


一部補助金には、止水板や逆止弁なんかが対象になっているものがありますが、本格的に水害対策をメインにしているわけではありません。
来年度の国交省住宅局の予算概算要求でも、レジリエンスを訴えてはいますが、水害を大きく取り上げている感じではありません(意識はされてると思いますが)。2028年度には、結構入ってくるかな?

避難所の環境が良くない、というのは、ここのところ災害があるたびに言われていますが、それでも、あまり良くなっているように見えません。
おそらく国の方針は、災害時にも避難所に行かずに家にいられる、という側に補助金を出す、という方向になっていくのでは。

そんな新築や改修できない人だってたくさんいるんだから、避難所を整えて欲しい、とは思いますが、こと、工務店の仕事、と考えると、無視できないかもしれません。

折からの平屋ブームの中、「家の中の高いところに避難してください」が連呼される水害。
盛り土・高基礎・2階あるいは3階建てが、また流行るかなあ…というと、多分そんなこともないんだろうな〜。

防災ばっかり声高に言っても面白くないけど、防災も住宅の大切な要素です。
今は、耐水害、ってのが、ウケるんだろうな〜。だからと言って、水害のことを発信しよう! という気にはなれないけど(あ、でも書いちゃった)。