高級腕時計を委託して
その貸出費用がもらえるという
腕時計シェアリングサービス
「トケマッチ」
↑高級腕時計たくさん、とAIで作ったら？？？
突如運営が終了し
18億円相当の腕時計が
未返却のままで
僕もこのサービスを知った時
ずいぶん割のいい話で
自分もやってみようかな〜
なんて一瞬思ったりもしましたが
もしかしてヤバいやつかな…
と、利用をやめました。
やめといてよかった。
新しく出てきた報道では
レンタル料の入金の記録がない
ということだったので
事業がだんだんうまくいかなくなった
というやつではなくて
最初っから時計を売って
トンズラするために作った
スキームだった可能性が高い…
ひどいですね。
そしてトケマッチの運営会社「ネオリバース」は
不動産仲介「ハウスーモ」
というサービスも行っていました。
こちらも今はwebサイトも閉じていて
↓はインターネットアーカイブのページ
借主・買主の仲介手数料半額！
諸費用カット！
などとうたっていますが
自社での物件の取り扱いはなく
物件選び・内見などは
他の不動産屋に
手がけさせておき
いざ契約、となったときに
最後の工程を掻っ攫う
というビジネスモデルのようです。
仲介手数料半額、というのは
要するに貸主・売主に支払う分を
値切るわけで…
貸主・売主にしたら
たまったもんではないし
他の不動産屋から見ても
たまったもんではない。
実際にこのサービスが
どんなものだったかは
詳しくわかりませんけれど
あまり真っ当なものでは
なかったのかもしれません。
例えば、ご近所の工務店が
他社の図面をお持ちいただければ
建築費用〇〇%オフで建てます！
なんて宣伝していたら
こんちくしょーと思いますよね。
一昔前ほど露骨に
「他社の図面お持ちください」
みたいな会社は減ったように思います。
今はどこも厳しい時代。
お仕事が取れるなら…という
誘惑に駆られることもあるかもしれませんが
ものづくりの矜持があれば
他社の図面でより安く作る
そんなことはやれませんよね。
工務店は、プラン作成までは
特に何の契約もしていない
ことも多いし
ネットには
無料プラン一括申し込みサイト
なんてものまであって
住まい手予備軍が
プランに対して感じる「価値」は
下がってしまっているにも見えます。
万一、無料で渡したプランが
転用されてしまっても
プランに著作権を主張することは
まあまあ困難ですので
(絶対できないとは言わないが)
やはり、対価をいただき
使用範囲の約束もした上で
お客さんにお渡しするべきです。
無料といっても、そこに至るまで
多大な知恵と時間がかかっているわけで
そんな知恵と時間の結晶である
プランを大切にして
お客さんにもきちんと
対価をいただいてから
プランをすることをお勧めします。
