体に染み付いたものは、次の人に渡せないから

飯炊きを失敗しました。おこげはおこげで美味かったんですが、住まいの現場ではそうはいかない。失敗を活かせるのは、次の現場だけ。そしてチェックリストの話は、気づけば後継者問題の話になっていました。


日曜恒例メシの話。

飯炊きを、失敗しました。

一見すると美味しそうな麦ご飯ですが…

焦げ焦げ。

でも、おこげって、食べられるんですよね。中華おこげとかあるし。
僕はカレーをつけながら食べました。パパドみたいなもんか(そんなに薄くない)。

香ばしさとか、パリパリした食感とか、普通に炊けてたら出会えない味わいです。
失敗を転用して、別の価値にできた、と言えなくもない。

でも、これって住まいの現場では通らない話ですよね。

基礎の型枠がちょっとズレましたが、これはこれで味があります、なわけがない。

失敗は転用するのではなく、やり直すか、そのまま引き渡すかのどちらかしかない。

じゃあ、失敗はどう活かせるのか。次の現場で活かすしかないですよね。

僕の飯はなぜ焦げたのか。いつもはガスコンロのタイマーをセットするのですが、この時は他の調理と同時に進めていたので、それを怠ってしまったのが原因です。

回避策はあるでしょうか。いくつか考えられますね。

・火をつけたらタイマーをセット、という一連の流れを必ず実施する(それを忘れるから事故る)
・タイマーをセットしてから着火、という順番に変えてみる(コンロの機能によってはできないかもしれない)
・タイマーを過信せず、目の前でずっと見張る(現実的ではない)
・鍋をやめて炊飯器にかえる(同様の事故は起こらなくなるが、品質が変わる)

どれも一長一短だなあ。

こういう事故を防ぐのは、いわゆる「チェックリスト」をちゃんとつける、という習慣しかないように思います。

チェックリストって、ちゃんと使えばすごく有用ですが、アリバイ的にチェックするヤツがいたりして、機能しなくなることもあります。

お店のトイレなんかに、よく掃除のチェックリストがありますね。あれは掃除した、というチェック以外に、お客に「掃除してますよ〜」というアピールをする狙いもあるんだと思います。
しかし、未来の日付が入っているのを見てしまったことがあります。ああ、有名無実。というか、逆効果だな。

工務店の現場こそ、ついうっかり、が一番怖いわけで。
でも、現場でそんなことやってられっか! 体に染み付いてんだよ! という感じで、いつものように進むのが普通です。

その「染み付いたもの」を次の人に渡せるか、というのが課題なわけです。
チェックリストって、実は後継者問題の話でもあるんじゃないかな〜。憲法問題ともつながったり。