「この記事は◯分で読めます」に正面から挑戦する

「この記事は◯分で読めます」という表記、字数をカウントしているだけだよなあ、と思いつつ。言葉を読み取る速度と、噛み締める深さは全然別の話。というわけで、身を切って一石を投じてみました。


この記事は2分で読めます。

……みたいな感じで、ブログとかの冒頭に書いてあったりするあれ。
うーん、余計なお世話っていうか、それ自身は、価値ある情報では、ないような…


コンテンツマーケティング界隈で広まった慣習で、読者の離脱を防ぐためのUX施策なのだそうです。
確かに、始める前に終わりが見えているのは、安心かもしれません。
タイパがもてはやされるご時世だしなー。

でもまあ、正直に言ってしまうと、字数をカウントしてるだけだからなあ、ああいうの。
500文字で1分ぐらい。

僕のブログは1000文字前後のことが多いので、そうすると2分ぐらい。

じゃあ、冒頭に「この記事は2分で読めます」って書いてあったら、読みますか?
仮に、2分で読んでもらえたら、それは成功なんでしょうか。


アクセス数だけでなく、時間もみよう、なんてことを、昨日書きました
サイトに来てくれた人が何人いたか、より、その人たちがどれだけ関わってくれたか。アクセスは「入口に来た」だけの話であって、中に入って、ちゃんと歩き回ってくれたかどうかは、別の話です。

昨日も書いたけど、GoogleAnalytics(GA)には「エンゲージメント」という指標があります。
Googleの定義では、10秒以上滞在したか、2ページ以上見たか、あるいはコンバージョン(問い合わせとか決めてある目標)が発生したか、このいずれかを満たしたセッションを「エンゲージドセッション」として数えます。

英語だとわかりにくいので…まあ、「脈あり」ってとこでしょうか。
逆に言えば、10秒未満でそっと帰っていったら、脈なし、と判定されます。

「10秒以内で読める記事」を書いて、10秒以内に読んでもらえて、それだけ読んで帰ってもらえば、脈なし、ってことになってしまう。
でも、実はそれは狙い通りなわけで…なかなか皮肉ですね(そんな奴いねえか)。

それに「〇〇分で読めます」ってのは、「言葉を読み取る速度」であって、それを「読み込む」とか「噛み締める」とかとは、全然別の話だよなあ。

分厚い本でも、サクッと読めてしまうものもあれば、薄くても、なかなか読み進められない本もあります。

1分500文字、みたいな乱暴なくくりじゃなくて、言葉を、もっと大切にしないとな〜。


とか言いながら、あなたはここまで秒かけて読んでくれています。ありがとう!

さあ、どのぐらいでしたか? 10秒ぐらい? それとも2分?

…って、気分、よくないですよね。ごめんなさい。


「この記事は◯分で読めます」という表記には、僕はあまり賛同できませんけど、そこに込められた意図は、読者への配慮ではあることはわかります。

でも、配慮は入口だけじゃなくて、中身で示すものじゃないかな〜。
というわけで、自ら身を切って「◯分で読めます」に一石を投じてみました。

…誰も得しない話だな、これ…