引力(吸いつける力)と斥力(遠ざける力)

エキセントリックな名前って
良くも悪くも大事

といつも思うのが
「消滅可能性自治体」の話

昨日、10年ぶりに発表された
「消滅可能性自治体」


(NHK NEWS WEBより)

色がついているところは
人口が減ってなくなってしまうかもしれない

ショッキングですね。

でも、例えばこれが
「近い将来に人口を維持できなくなる自治体」
なんて名前だったら

あんまり報道やSNSでも
取り上げられないでしょう。

「消滅可能性自治体」という名前だからこその
取り上げられ方。

やっぱり名前は大事だな〜

今回は「ブラックホール型自治体」なる
おかしな名前がついたところもあって

その自治体では出生率が低いけど
他からの流入で人口を確保している
そんなところをそう呼ぶそうで

東京では、かつて消滅可能性が指摘された
豊島区とか、新宿区、世田谷区、中野区など
京都市や大阪市もブラックホールなんだと

ここでめんどくさく
ブラックホールの定義がおかしいと
語りたいのはやまやまだけど
誰も望まないと思うので…

いくつかの自治体の中には
「消滅可能性」を脱したところも
あるのですが

その多くは子育て世代向けに
支援策を打って若年層を
他所から連れてきていて

全国的に見れば出生率は
改善していないので
結局のところゼロサムゲームな
わけですね。あ〜あ。

前にこんなブログを書いていました。

秋田市の人口減、野球部の減少、どっちも他人事ではない
「秋田市の人口が年内にも30万人割れか」「高校の野球部は卓球部より少なくなった」という二つのニュースが目に止まりました。 ことは少子化だけでなく一極集中化にも由来しているようです。こうした事に影響を受ける建築業界も頭を切り替えていかないと。そんな話です。

高校の野球部は
卓球部より数が少なくなっている
なぜなら野球は
強豪校が人を集めてしまうから

少子化に加えて
高校野球部でもブラックホール的な
ことが起こっているんですね。

こんな状況の中
国が抜本的な少子化対策をして
人口が激増するイメージなんか
なかなか持てません。

つまり
全体的には人が減っていきながら
どこかから人を引っ張ってくるしかない。

お仕事もそうですね。

消滅可能性工務店
たくさんあります。
っていうと嫌な響きだけど

「近い将来倒産する可能性」なら
あらゆる工務店に該当するといっても
過言ではない。

だから、数ある工務店
(と括るより、ハウスメーカー等も含め)
の中から

ブラックホールのように自社に
取り込んで逃さないような
強力な重力

(重力と引力はイコールではないけど
引力、の方が表現にあうので、以下引力)

そんな引力を発揮しないといけないけど
もう一つ大事なのが斥力
(引力の反対。遠ざける力)

どんな客でもくればいい
ってものではないでしょう。

そんな引力が
会社にあるか

その引力を
世の中にわかるように
表現しているか

せっかく強い引力を持っていながら
見せる必要のないものまで見せて
斥力として
作用させてしまっていないか

ここでいう「引力」と「斥力」は
物理法則のそれとは違って
誰にでも平等には働くわけではない
ピンポイントなものです。

ある人にとって引力になるものが
ある人には斥力になる

どんな人にお客としてきて欲しくて
どんな人に来て欲しくないか

これを明確にして
いいことだけ吸い込むブラックホールに
なってやろうじゃありませんか!


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